乾燥の季節になるとウィッグの髪は
絡みやすくなります。


これは洋服の摩擦、手で触ることの摩擦で起きる静電気によるものです。

一度絡み出すと絡みが
どんどん増えていきます。

・絡みが気になり手で触ると、さらに絡みを増長させてしまします。

・傾向としては毛長の長いウィッグの方が絡みやすいです。

・人毛ミックスと人工のみのウィッグは人工毛のみの方が絡みます。



絡みの対処法

1. ブラッシング
 ウィッグは被る前、被ったときの状態、被り終わったあと
少なくても3回は必要です。

また外出時はブラシは持ち歩いて
良いタイミングでブラッシングをしていただいた方が良い状況が続きます。

このときのブラシは金ブラシをおススメしております。

金ブラシは静電気に強く
植毛箇所も解きずらいためです。



2. 手で触らないこと

手で触る摩擦で静電気が起きます。
これが絡みの原因にもなります。

手で髪を触る癖のある方は
手をクリームでこまめに保湿しておくなどしてください。

3. とにかく保湿

絡みやすい場所は毛先や首にあたる箇所です。

この部分は洗い流さないトリートメントを
こまめに付けることをおすすめしています。

きちんと保湿しているウィッグは少し絡んでも
良い状態に戻すことができますが
乾燥がひどい場合は良い状態にすることが難しくなります。



4. ウィッグの髪が硬くなって感じたらシャンプーを

人工毛や人毛ミックスのウィッグは
絡みで毛先が硬くなって感じたら
シャンプーをしてください。

シャンプーをすることで髪に溜まった静電気がリセットされます。

人毛100%以外のウィッグはシャンプーで傷むことは無いので
気になったらこまめに洗ってください。




4. 強い絡みの時はヘアアイロンで伸ばす

絡みがひどい場合はヘアアイロンで絡みを伸ばします。

メーカーによってアイロンの耐熱温度が違います。


先日のスリールのお客様は1年ぶりのメンテナンスでした。


襟足がかなり傷んでいました。


こうなるとトリートメントを付けて
ヘアアイロンで伸ばすしかありません。


きれいになりました。



2年ご使用のスリールですが
きれいにメンテナンスができました。



耐熱毛でないウィッグの場合はアイロンで絡みを取ることは専門家で無いと難しくなります。

大手ウィッグ会社ですとスベンソンの医療用ウィッグは
熱に弱い毛材が使用されているため
家でのヘアアイロンは控えた方が良いです。


コートやマフラーで外した時に
襟足がぼわっとなることが多くなってきましたね。

こんな時のために金ブラシをカバンなどに入れておいてください。

手で直す度に静電気を起こしてしまうので
ササっとブラシをいれてボワッと部分を梳かしてください。

いつもの美容室のようにヘアスタイルを
おしゃれに楽しんで

ご試着・ご相談は最寄りの
スリール取扱サロンへご連絡ください

スリールは、経済産業省の医療用ウイッグのJIS規格に適合し、“安心・安全”を保証するM.Wigマークを取得ています
認定番号JHA1612C0187取得

日本毛髪工業協働組合加盟